>>辻の詳しいプロフィール
結果の出ない人が共通してよくする質問というものがあります。
例えば
「こんな自分にもできますか?」
「自分には何も優れた部分はないけどできますか?」
「自分にはお金がない(or借金がある)けど出来ますか?」
などなどです。
これらの質問がなぜダメなのか?というのはまた別の記事でご紹介していこうと思いますが、今回はそれと同レベルで結果の出ない人がよくしがちな”ある質問”についてご紹介していきます。
それが「これはやった方がいいですか?」という質問です。この質問をする人は極端に成功する確率が低いです。
なぜ「やった方がいいですか?」と聞く人は成功しないのか?
「やった方がいいですか?」と言う質問はどう言うものかと言うと、例えば
「インスタってやった方がいいですか?」
「ステップメールって書いた方がいいですか?」
「●●(←何か最近知ったテクニックなど)ってやった方がいいですか?」
などなどです。
本人的には割と真剣に聞いているケースが多いのですが、実はこの種の質問が多い人はうまくいく確率は極めて低いです。
なぜかと言うとこの質問が多い人は、ベースにやりたくない気持ちがあるからです。しかもその考えが言葉として滲み出るくらい強いからです。
他のことに置き換えると明らかにおかしいのが分かる
例えば、ダイエットするのに「食事管理したほうがいいですか?」「筋トレしたほうがいいですか?」「運動したほうがいいですか?」と質問ばかりしてなかなか実行に移さない人がいたとします。
もしあなたの友人がそんなことを言い続けていたらどう思いますか?おそらく「この人、内心やる気ないんだな」って思いますよね。
漫画が上手になりたいとして「毎日イラストを書いた方がいいですか?」「背景の描き方も勉強した方がいいですか?」
水泳が上手になりたいとして「定期的にプールに行った方がいいですか?」「スイミングスクールに通った方がいいですか?」
これらの質問は全ておかしいんですよね。どう考えても上達したいならやった方がいいのは明白だからです。
それをわざわざ何度も聞いてくるというのは、深層心理では面倒・だるい・やりたくないという気持ちの方が強いわけです。
成功する人がよく口にする質問とは?
その反面、成功する人がよくする質問というものもあります。
それが「何を優先すべきですか?」という質問です。
これは先ほどの質問と似たニュアンスを含んでいるようにも見えますが、実際には全く別のものです。なぜならこの質問には「やった方がいいことは全てやる」という考えが土台にあるからです。
やった方がいいことは全てやるつもりでいる。しかし現実問題として使えるリソース(時間・労力・お金など)には限りがある。だからそのリソースの中で最大の結果を得るためには何を優先すればいいのか?
「何を優先すべきですか?」という質問にはそういった深層心理が働いているわけですね。
両者の違い
「やった方がいいですか?」
▶︎ 面倒・だるい・やりたくないという気持ちが強い
▶︎良い結果は出にくい
「何を優先すべきですか?」
▶︎やった方がいい事は全てすべき(だがリソースには限りがあるのでより優先すべきことに注力したい)
▶︎良い結果が出やすい
という違いです。
この2つの質問はぱっと見のニュアンスは似てるように見えますが、その本質は全く別物です。
もし前者の質問をしていることが多いなと感じる場合は、後者の質問をするよう意識してみてください。
目標達成にフォーカスしよう
ビジネスに取り組んでいれば面倒臭いことは必ず出てくるものです。
しかしそれらに対して「面倒臭いからやめよう」と思うのか「面倒だけどこれも目標達成のために必要なことだ」と思えるかで最終的な結果には天と地ほどの差が出ます。
大事なのは今この瞬間ほんの少しの面倒から逃れることではなく、目標を達成することです。なのでいつもその目標に焦点を当て続けるように意識しましょう。
そうすれば目先のタスクに踊らされることは無くなります。
オマケ:良い質問をしよう
質問というのは今の自分の思考や状況を表します。
今回解説した内容はその1つの事例です。
何か質問をするときは単に相手からアドバイスや答えを受け取ろうとするだけではなく、「なぜ自分はこの質問をしようとしているのだろうか?」と事前に考えてみるようにしましょう。そうすればより建設的で質の高い質問をすることができるようになります。
また、得られる情報というのは自分がどんな質問をするか?によって良くも悪くもなります。良い質問をすることを心がければそれだけ良い情報を受け取りやすくなりますし、そうすれば良い結果をさらに得やすくなる…という好循環が起こります。悪い質問をすれば質の低い情報しか得られません。
これまで質問の仕方についてあまり意識したことなかった場合はぜひ意識してみてくださいね!それでは、また。