>>辻の詳しいプロフィール
僕のクライアントの中にはすでに自分の商品やサービスを持っていて、それを販売するための仕組みづくりを学びたいという事で来てくれる方も多くいるのですが、そういう方から最初にこんな相談を受けることがあります。
「自分の商品はあるのですが、売る自信がないです」
「自分のサービスに本当に価値があるのか確信が持てず、心にブレーキがかかってしまいます。」
と言ったような悩みです。
こういう悩みは
「自信のなさ故に自分のサービスを安売りしてしまう」
という事態に繋がって行きやすいですし、
もっと深刻な場合には何もかも放り出して
ビジネス自体が頓挫してしまう…と言う事にもなってしまいます。
ではそうなる事なく自信を持って自分の商品やサービスを販売していくためにはどうすればいいのか?
今回はそれが実現できる考え方や取り組み方について解説をして行きます。
「自信がない=質が低い」という勘違い
僕がクライアントからそういう相談をされた時に実際の商品やサービスについて話を聞いたり実際に見せてもらうことがあります。
それで毎回思うのは、そういう悩みを持っている人の商品やサービスは別に本当に低品質なわけではないという事です。
むしろ客観的に見ればクオリティが高かったりサービスが手厚かったり、もっと自信満々でいくべきだよ!というケースの方が多いです。
もちろん中にはもうちょっとクオリティあげた方がいいですねという人がいる場合もありますし、それとは別の問題として自分が納得できるレベルまで作り込むことが大事というケースもあります。
しかし、総合的に見れば自信をもって売って良いクオリティであるケースが多いのです。にも関わらずなぜそんな風に自信を持てない人が多いのか?
実は、ビジネスでは自分の商品に自然と自信を持てるようになる事前準備というものが存在します。
その事前準備をすっ飛ばした状態で情報発信を開始すると、すぐに「自分の商品に本当に価値はあるのか?」と不安の芽が出てきます。
つまり自分の商品やサービスに自信が持てないというのは気持ちの問題というよりは、その事前準備をしっかりしているかどうか?という部分にあります。
だから無理やり自信を持とうとしてもこの問題は決して解決しないんですね。
なぜ自信が持てないのか?を把握する
まずは漠然と自信が持てないという感情に支配されるのではなく、自信が持てない理由はなんなのか?を自分で把握することが大事です。
なぜなのか?が分かっていないと対処のしようがないですからね!ではそうなってしまう理由は何なのかというと、ほとんどの場合は次の2つに集約されます。
それが
1:「自分なんかがこんな商品をリリースしていいのか?」
2:「これで本当に結果を出してもらえるのか?」
という2種類の感情です。(またはこれの複合パターン)
そしてこれら2つの原因は解消するための手段があります。
「自信が持てない」を打破するための処方箋
「自分なんかがこんな商品をリリースしていいのか?」の処方箋
自分の商品を売ることにブレーキがかかってしまう人の中には、この種の不安やブレーキを持っている人がかなり多いです。
ではなぜこんな風に思ってしまうのか?ということなのですが、この原因は実はかなりシンプルです。
他の発信者と比較していないか?
多くの場合この考え方の裏には「自分よりもっと凄い人が世の中にはたくさんいるのに」という思いが含まれています。
どんな業界でも、自分がNo.1でない限り自分よりもスキルや能力的に凄い人というのは必ずいます。だから一見、こんな風に考えてしまうのも自然なことのように思えてしまいます。
しかし、この悩みは少し冷静に考えてみるとすぐに解決策は見えてきます。というか、そもそもそれは問題ですらありません。
あなたがお役に立てる相手だけ見よう
情報発信をする上で最も重要な原則に「相手に向けて発信しよう」というものがあります。相手というのはあなたにとっての見込み客や顧客という意味です。
この前提を踏まえると、”他のすごい人”のことを気にするのって本質からズレているような気がしますよね。なぜならあなたのお客さんはあなたが教えるつもりの分野においてはあなたより知識やスキルが乏しい人であって、あなたよりハイレベルな人ではないからです。
なので、ここが気になる時点で発信する際に見るべき相手がズレてしまっているわけです。
また、僕は昔から人に何かを教えるときの考え方として「ティーチャーズピラミッド」という概念を提唱しています。
こちらでも解説しているのでぜひ合わせてご覧ください。
恋愛に置き換えるとイメージしやすい
また、他の発信者の存在が気になりすぎる状態というのは、恋愛に置き換えることができます。
本来好きな子がいれば、その子のことを見てコミュニケーションを取る必要があります。しかし同僚・同級生など外野の存在が気になってそちらばかりに意識がとられてしまう…。これではうまくいく恋愛もうまくいかないですよね?
他の発信者を気にしすぎるというのは、これと同じ状態だと言えます。
あなたはあなたのお客さんになる人のことを最もしっかり見て言葉を発する必要があります。それなのに外野に気が取られてばかりだと当然お客さんも魅力を感じにくいですよね。
あなたが一番大事にすべきなのは、あなたを必要としてくれる人です。
だから彼らだけを見て発信していくように意識しましょう。
【補足】誰に向けてビジネスをしているのかが曖昧な場合
この話は、自分のビジネスがどんな人に向けたものなのかが明確であるというのが前提になっています。
実際、情報発信をするならその対象となる人を明確に決めておくことがとても重要です。
この「誰に向けて発信するのか」の”誰に”のことを専門用語でペルソナといいます。もしまだペルソナが明確でない場合はまずそれを深掘りして決めていくところから始めていきましょう。
その場合は下記の記事もぜひ参考にしてください。
「これで本当に結果を出してもらえるのか?」の処方箋
自信を持って商品やサービスを販売できない時の理由として多いもう1つの要素がこれです。
ここでは便宜上「結果を出してもらえるか」と書いていますが、要は価値をちゃんと提供できるのか?という不安です。
自分が提供する商品やサービスできちんと価値を伝えられなかったらどうしよう?そんな風に思って売るのが怖くなってしまうケースは実は少なくありません。
こちらの悩みに関しても、明確な解決法があります。
商品やサービス内容を、価値提供できると思える範囲に限定する
それが「自分が自信を持って伝えられる範囲に限定する」というものがあります。
物事には全て出し切ることが大事だという考え方もありますが、価値提供において本当に重要なのは自分の持っているものを全て出し切ることではなく、自分が余裕を持って適切に相手に伝えられるものを提供することだと考えています。
自分にとって限界ギリギリのハイレベルな内容は、自分でも理解するのが精一杯ということが少なくないですし、そう言ったものはまだ人に教えるレベルには達していないケースも多々あります。
そして、そのような情報を伝えても受け手は消化できなかったり混乱してしまうケースがとても多いです。
もちろん教える側も良かれと思ってやっていることではあるのですが、結果的にはデメリットの方が大きくなってしまうケースも多いのです。
「全力を出す」には2種類あることを知る
また、あなた自信が余裕を持って価値提供できる範囲にとどめておくことで精神面でも余裕が自信を持ってクライアントに接することができるようになります。
なのであなた自身が「ここまでだったらしっかり教えられそうだな」と思う範囲を自分で考えてみて、まずはその範囲でサービスや知見を提供するという形でスタートしていくのがおすすめです。
自分にとっての限界を発揮するという意味での「全力を出す」と、相手に価値を提供するという意味での「全力を出す」は言葉は同じですが、その意味は大きく異なります。
ここを混同してしまうとせっかく良い商品やサービスを持っていても
心がブレーキを踏んでしまうことになるので注意していきましょう。
【まとめ】大事なことは2つだけ
以上が、商品やサービスを売ることにブレーキがかかってしまう場合の解決策です。
色々解説してきましたが本質的には重要なのは2つです。それは
1:自分は誰に何を提供できるのか?を深掘りして明確にしていくこと。
2:そしてそんな「誰か」のためだけに発信をすること。
この2つが出来ていれば人に感謝されながら売上もどんどん上がっていく…そんな精神的にも金銭的にも満たされる楽しいビジネスを作っていくことができます。
ぜひ今回の内容をあなたのビジネスに当てはめて、お客さんに喜ばれるビジネスを作っていってくださいね。
また、あなたも自信を持って自分の商品やサービスを販売して自分のビジネスを成長させていきたいという思いがあるなら、ぜひ僕の運営しているのオンラインコミュニティに参加してください。
このオンラインコミュニティでは情報発信を通じてファンやクライアントさんが増えていくような仕組みづくりの始め方が学べます。
さらに参加者さんには動画150本以上で構成される「情報発信の始め方の教科書」もプレゼントしています。コミュニティには無料で参加できるので、ぜひこちらから登録してくださいね。
それでは、また。