>>辻の詳しいプロフィール
最近YouTubeでとある人がオススメの本だと紹介しているので買ってみました。
先ほど読み終わったので備忘録を兼ねて感想や特に学びになった部分の紹介、今後の活かし方など書いていこうと思います。
読む目的
今よりさらに生産性を高めていきたい。
ビジネス・プライベートともにやりたい事の数や幅が増えてきていて、物事に取り組む姿勢やスタンスをより進化させていく必要があると感じたため。
学びや気づきになった部分
1:ラストスパート志向は仕事をする上で最も避けるべきである。
ラストスパート志向とは、締め切り間際にラストスパートで仕事を終わらせようとする人の態度のことを言います。学生のテストの一夜漬け、仕事が終わらないことによる徹夜や夜更かしなどはラストスパート志向の典型的な例と言えます。
僕自身はすでにこの状態からは脱しているが、昔はラストスパート志向な一面がありました。この状態だと「間に合わせる」ことばかりに焦点が当たってしまって質の良い仕事ができないなというのが当時は悩みでした。
ちなみに僕がこの状態から脱却できた大きな要因は、後述する「3」の要素に気付いたというのがあります。
2:良い仕事をするためにはスラックが重要
スラックとはたるみ・ゆるみという意味で、この本では心理的な余裕という文脈で使われています。
スラックがない状態というのは睡眠不足だったり徹夜をしていたり、やるべき事をぎゅうぎゅうに詰め込みすぎていて猶予がなかったり、などです。
このスラックがない状態が続くと生産性はどんどん下がっていきます。
だからスピード感を持ちながらも良い仕事をするには意図的にスラックを作り出す事が大事だというわけです。
そしてそれを実現するためにはやるべき事にどう向き合えばいいのか?というのが本書のメインテーマの1つとなっています。具体的には後述する「6」がそれにあたります。
3:仕事が遅くて終わらない人の心理に「評価されるのが怖い」というのがある。
これは昔自分もそうだったのですごく共感しました。
やり切る事が大事だということは頭ではわかっているのですが、やり切ると今度はその行動に対する結果が必ず出ます。その結果が良いものでなかった場合、自分がダメな人間であるような感覚になるので無意識に近いところで完成させる事を避けようとしている節がありました。
僕はこの考え方だったがために物事を先送りにしてしまい、「1」のラストスパート志向になってしまっていました。
しかし、今は「結果が成功だったとしても失敗だったとしても次にさらなる改善を積み重ねていく」という思考に変わったのでこのネックは解消できています。全ての結果は結果であると同時に、次の行動をするときの貴重なヒントであると考えるとここの恐怖心は無くなっていきますね!
4:「その問題とこの問題は独立している」byビル・ゲイツ
生きていると様々な問題が発生し、それらは複雑に絡み合っているように見えます。
もちろん中には実際に絡み合っているものもありますが、よく観察すると実際にはそれぞれが独立した問題であるというケースが多いです。
何か複雑に思える問題が発生した時は、いくつかの独立した問題として切り離すことはできないか?を考えてみるといいですね。
それができればあとは1つ1つ解決していけばいいだけなので難易度も格段に下がります。
5:「認知資源」を無駄遣いしない
これは僕はウィルパワーという言葉で知っていました。要は決断力のことです。
人間は何か決断をするたびにエネルギーを消費します。これは「今日の洋服はどうするか」「今日のランチはどうするか」といった小さな事でも確実に消費していきます。
そして、人間が1日に使える認知資源の量は有限なので、些末な事で認知資源を使っているとより大きく重大な決断をする時に的確な判断ができなくなったり、そもそも決断することから避けるようになってしまうというものです。
なので、どうでもいい事に対する意思決定の回数を減らす事が大事です。僕は生活全体をシンプルにしたり、ミニマリスト的なエッセンスを生活に取り入れたりしていますが、元を辿れば意思決定の回数を減らすためにやっています。
意思決定の回数を減らす事によって疲れにくくなるし、ストレスフリーになるし、重大な決断の時にミスをしづらくなるわけですね。
6:ロケットスタート時間術
全ての仕事はラストスパートではなくロケットスタートで進めていく。
具体的には…
締め切りまでの2割の期間で8割の仕事を終わらせる。
残りの8割の期間で2割の仕事をゆったりと丁寧に進めていく。
もし最初の2割の期間で8割ができない場合は締め切りの見直し修正をしていく。
先程「スラックが大事」という話をしましたが、このスタイルだと自動的にスラックができるので生産性も上がるし良い成果物ができやすくなる。
というのが本書で解説されているロケットスタート時間術です。
僕自身ラストスパート志向からはすでに脱していましたが、「最後に焦る必要がないよう、余裕を持って進めていく」という程度の認識でした。
なのでその考え方をさらに先鋭化させたロケットスタート時間術は僕にとってとても刺激的でした。
しかし、読んでみるとこちらのほうがさらに良い仕事ができそうだなと感じたので早速取り入れて実践していこうと思っています。
今後取り入れていきたいこと
締め切りまでの2割の時間で8割を終わらせるロケットスタート時間術を習慣レベルに落とし込む。
上記を自分の生活に取り入れて、習慣として定着させていきたいと思いました。またある程度時間が経過したら再レビュー出来たらと思っています。
時間とは人生そのものです。
この本の中でも時間を制するものは人生を制すると書かれています。
ぜひ時間を制し、思い切り楽しい人生を描いていきましょう!