ビジネスにおいては、何年か先に目標を設定し、
そこから逆算をして必要なことを割り出し、
それを日々に当てはめて行動していく、というのが正解とされています。
この考え方自体は、正しいです。
しかし実は、この考え方だけでは不十分なんです。
長期的なことを考えるのももちろん大切ですが、
それと同時に、まずは目の前のやりかけのタスクや問題を
次々に片付けていくことが大切です。
なぜかというと、目の前のやらなければいけない事は、
それを片付けない限りあなたのエネルギーを奪いつづけるからです。
たとえ「無くなった洗剤を買わなければいけない」という小さい用事だったとしても、
それを片付けない限りそのタスクは自分の頭の中に居座り続け、
自分でも気づかない間にじわじわとあなたのエネルギーを奪います。
そして、じわじわとエネルギーを奪われている状況においては、
長期的な考えや戦略においても良いアイデアが出にくくなります。
まずはバケツの穴をふさごう!
例えるなら、未完了のタスクがいっぱいある状態というのは、
「バケツに穴が空いた」状態だと言えます。
なので、長期的なことを考えることも大事ですが、
それと同時に目の前のタスクも終わらせていく(=バケツの穴を塞ぐ)ことも意識してみましょう。
そうすると脳の中に空きスペースが出来、
体全体にエネルギーも湧き出てきます。
そして、エネルギーが湧き出てくれば
長期的なプランを実行に移すだけの
行動力も発揮できるというわけです。
こんな風に、長い先のことだけを見据えるのではなく、
「目の前のこまごまとした事」にも目を向け、
それらにも丁寧に取り組んでいくようにしましょう。