>>辻の詳しいプロフィール
ビジネスを本格的に始めようとするときに家族・配偶者・恋人・親しい友人などから反対されるという話はよく聞きます。
ではなぜ自分は頑張ろうと思っているのに反対されるのか?
そしてこの問題の最も効果的な対策はどういうものなのか?
今回はこれについて詳しく解説していきます。
ちなみにこのテーマは非常に奥が深いです。
しかしこの問題を解決できた人は非常に高い確率で成功できるようになるので、ぜひ意識してみてください。それでは始めていきましょう。
いきなり結論。周囲に反対されない最強の方法。
自分がビジネスを始めることや、自己投資をすることに対して家族に相談しない事です。これに尽きます。
ではどうするのかというと、しっかり頑張って結果を出してから報告をするのです。
うまく行かない人の大半は、やる前からまず家族に相談をすると言うことをします。そして反対され、「家族に反対されたので諦めます」みたいな判断をします。
これって本人的には”やむを得ない理由”だと感じていますし、一見それは仕方ないよねって思いがちですが、実はそうではありません。
これはよくよく考えると明らかにおかしい部分がたくさん含まれています。
そのおかしさに気づくと、相談すること自体が悪手でしかないということがよくわかります。
なぜ相談するべきではないのか
負のループに陥るから
多くの場合、相談する人は「おそらく反対されるだろうな」と内心思いつつ相談しています。そして予想通りに反対されて諦めています。
じゃあなぜ半ばそうなるとわかっているのに家族に相談するのか?これって、要は逃げる理由を家族に押し付けているだけなんですよね。
「頭ではチャレンジすべきとわかっている。」「でも不安もある。」「怖い。」「でもそこから自分の意思で逃げるのはダサい。」「自分がなんかダメな奴になったような気持ちになる。」「じゃあ自分以外の誰かのせいで出来ないことにしよう。」「そうすれば仕方ないし、自分が弱い・悪いわけじゃない。」
これが”家族に相談したけど反対されたので諦めます。”という言葉の正体です。
内心、この選択をしたのは自分のせいじゃないと思っているのがこの発言のタチの悪いところですね。自分の責任だと思っていないので考えが改まることもなく、多くの場合以後も同じような選択をし続けることになります。
ここに気づかないと相談する→反対される→諦めるの負のループから抜け出せず、一生行動すら出来ずに終わってしまうので、思っているよりずっと深刻に、ゾッとして意識した方が良い部分です。
そもそも人間、本当にやりたい・やろうと思ったら誰の許可も得ずに実行します。
それに別にいちいちお許しを得なくても、稼げるようになってから嬉しいサプライズで驚かせてやればいいのにな、と思います。
相談される側も正直困るから
ぶっちゃけた話、目標を掲げているだけでまだまともに取り組んでもいない、もちろん成果も出ていない。そんな状態で相談だけされても家族からすると辞めとけば?っていうしかないですよ。
せめて「今こう言うことを学んでいて、実際にこう言うことをしてきて、現状これくらいの収益になっている。今後はこう言う感じで数字が推移していきそうだ。このままいけばこう言う目標が実現していくはずだから応援してくれないか?」くらいの事を説得力を持って言えるようになってから相談すべきです。
まだ何も実績がない・成果もない。そもそもたいして学んでもいないし行動もしていない。こんなの賛成・応援される方がレアケースです。もしくは過去に何か別のことでしっかり何かを成し遂げた場合だけです。
あと、10年とか20年とかした後に「あの時夢を諦めたのはお前に反対されたからなんだよ」って自分が思うのも相手がそう思われるのも双方かなりキツいですよね…。
家族はあなたのチャレンジにおける専門家ではないから
これはそもそも論なのですが、家族はあなたがチャレンジしようと思っている事に関する専門家ではありませんよね。
野球が上手くなりたかったら野球の専門家に、絵が上手くなりたかったら絵の専門家に、筋トレについて詳しくなりたかったら筋トレの専門家の話を聞くべきですよね。
こんなことはわざわざ言うまでもないことです。でもなぜかビジネスになると専門家ではなく家族に話を聞きに行きます。
この場合、家族に話をして得られるものはほんのわずかな安心感くらいなもので、実りのあるものは何も得られません。むしろ反対されるだけなのでマイナスですね。
人は時間をかけるほど間違った決断をくだすから
何かをやる決断をする時は早い方がいいというのはいろんなところでよく言われますよね。だから何事も即決即断が大事だとも言われるのですが、実はこれにはきちんとした理由があります。
厳密にいうと、人は時間をかけるほど現状維持につながる選択をしようとします。人間は本能的には変化を避けようとしますからね。
なので時間をかければかけるほど今と同じ日々が続く決断(=間違った決断)を下そうとします。
今後の人生に変化を起こしたいのであれば、これは正反対に進んでいることになるので非常に良くないですよね。
こんな時に「家族に相談します」なんて事をしようものなら、問答無用で決断までに余分な時間を使うことになります。そうすれば今言った通り現状維持を助長する選択をどんどんしやすくなるわけです。
その上ほとんどの場合反対意見を受けることになります。
現状維持への意識が強く働いている状況でそんな意見を聞くと「やっぱりそうなのかな…。」なんて思いやすくなりますよね。
家族からの評価も自己評価も両方下がるから
「相手に相談してみて反対されたから諦めた。」
この事実を相手の視点から見るとどう見えるか。答えは「この人の決意はその程度のものなんだな」と思われる、です。
そうするとまた別の機会に何かチャレンジをしようと思って相談したとき、同じように反対されます。以前の経験からどうせ本気ではないと思われているからです。
そしてそれが続くとどうなるかというと、あなた自身もじわじわと「自分はチャレンジをするに足る人物ではない」という自己評価になっていきます。
「どうせまた反対される。」「ダメだと結果がわかっていることを切り出すのはしんどい。」「それくらいならもう何かすること自体やめておこうか…。」みたいな悪循環に陥ってしまうわけですね。
僕の場合の話
こんな風にいろんな要素をお話ししてきましたが、僕も別に最初から順風満帆だったわけではありません。最初は多くの反対にもあいました。
しかし僕はそれらの経験から多くのことを学び、今では何をしても応援されるようになっています。では今と昔で何が違うのか?ケーススタディとしてお伝えします。
今の僕は何をしても応援される
今は僕が何か新しいチャレンジをしたいという話をしても、近しい人に反対されるということはありません。
なぜなら僕は本気でやりたいと言ったことはそれが成功であれ失敗であれ最後まで真剣にやり抜くようにしていますし、近しい人たちは実際にその姿を何度も見てきているからです。
反対されるというのは本人の覚悟が大したものではないと見透かされている結果です。だからそうではないという事を態度で何度も示していく必要があります。
余談ですが、普段から近しい人を味方につけられるような人間関係構築や立ち振る舞いを意識しています。何かに反対されるというのはその相談内容だけではなく、それまでの関係性によって決まっているからです。
つまり反対される人というのはその相談内容そのものではなくそれまでのあなたによって反対されているのです。
そしてその評価を今後覆すためにはまず結果を出してから報告するという方法が最も効果的なわけです。
過去の僕は反対されまくり馬鹿にされまくり
しかし僕が初めて独立したいという話を家族にした時は猛反対を受けました。当時の彼女にはこの話をしたらドン引きされました。
オンラインで仕事をするという価値観はまだ一般的ではなかったため、友人からは「警察に捕まるようなことはするなよ」と馬鹿にした笑いとともに言われました。(いまだに根に持ってます笑)
ではその時に僕は自分の道を諦めたのかというと、反対されたという事実は受け入れつつビジネスに取り組みました。
起業したいという話は以後誰にもせず、日常生活でやるべきことはしっかりやりつつ、時間やお金を自分のビジネスに注ぎ込んだのです。
そうしてビジネスでしっかり結果を出し、会社を辞めて独立をしました。
そしてこの時僕はあることを学びました。
結果を出せばみんな手のひらをひっくり返すということに(笑)
つまり、黙ってさっさと結果を出すことが周りからの反応を180度覆す最良の方法なわけです。だから相談して反対されて〜みたいなのに時間を使うんじゃなくて黙って取り組んで結果を出すことをお勧めしているんですね。
周囲の結果を出している人の3つのパターン
起業してからは同じように起業家とのお付き合いが多くなったのですが、彼らの話を聞くとやはり似通っています。
大きく分けると3つのパターンに分けられるので1つずつご紹介します。
1:そもそも相談しない
自分がやろうと思っていることは自分の問題だから勝手にやるというパターンですね。反対されるとノイズになるので言わないという人も多いです。
今回ずっとお話ししているように、最もお勧めなのはこの方法です。何より、自分のことは自分で責任を持って決断することが最も重要です。
2:相談ではなく宣言をする
これは相談ではなく、決意表明をするという感じですね。
そもそも応援してもらえる土壌が出来上がっているので、やると伝えるだけのパターンです。また、こういう人は万が一反対されてもやります。
3:反対されても黙ってやる
反対はされたがそれはそれとして自分がやろうと思ったことはするパターンです。僕の場合はこれが当てはまりますね。
また、僕の尊敬する起業家は奥様に反対されたけど「1年以内に月収@@@万円にならなかったら即諦めます」という条件を出して納得させたという話もあります。本人の本気度や覚悟も伝わりやすいかもしれないですね。(ちなみに言った通りに条件クリアしたそうです。カッコ良いですね。)
成果を出す人は家族を言い訳に使わない
ということで、起業家にはこれらの3パターンあたりが多い印象です。
もちろんその人がこれまでに作り上げた人間関係というのは人それぞれですから、今回のテーマは人の数だけいろんなパターンがあると思います。
しかしただ1つ確実に言えるのは、結果を出す人は「仮に周囲に反対されたとしてもそれを理由に諦めることはない」ということです。
要は、やる事自体はもう決定しているわけです。だから周りが何と言ってもそこがブレることはありません。
結果を出している人で、ここで諦めたことのある人は今のところ見たことないです。おそらく今後も見ることはないと思います。
だって、やらない事には何の変化も結果も生まれないですから。
まとめ
今回色々お話をしてきましたが、最も重要なことは自分の人生に関わる決断は自分の責任で行おうということです。
あと、まだ何も成し遂げていない状態で相談しても難色を示されるのは当たり前です。言いたいなら何か報告できるだけのものを作り上げてから報告しましょう。
まずはやると決める。そしてそれをブラさない。
最初はここだけに集中しましょう。そしてその中で知識やスキルや行動や結果を積み重ねていけばそのうち勝手に応援されるようになります。
人生を変えていきたいのであれば、この順序を間違わないようにしましょう。
それでは、また。