真面目な人ほど引っかかる罠
何事においても、ある物事を良い方向に進めて行こうと思ったら、
そのために必要な事に丁寧に継続的に取り組んで行く必要があります。
しかし、真面目すぎる人はここである罠にひっかかってしまいます。
それが、「ストイックにやり過ぎて自滅する」というものです。
例えば、真面目すぎる人はダイエットをするとしたら、
食事・運動・睡眠を最初から完璧に実践・管理をしようとします。
他にも、ビジネスで成果を出そうと思ったら
最初から全てを完璧に、完璧なペースでやろうとしてしまいます。
中には、本当に完璧にやってしまう人も稀にいます。
しかし、ほとんどの人は最初からそのようにやろうとしても
途中で挫折してしまい、目的を達成出来ずに終わってしまいます。
自滅をさける、超簡単なポイント
では、そのような人はどうすればいいのか?
これは答えはシンプルで、「無理無く段階的にやっていく」
という進み方を採用するようにします。
例えばダイエットをするならば、
まずは「間食をやめる」という事だけを実践するようにします。
間食をやめて、外食を減らして、ヘルシーな食事にして、
有酸素運動をして、筋トレをして…というように最初から全部やろうとすると、
いきなり10個20個という新習慣を取り入れなければならなくなります。
普通、人間が一度に取り入れられる習慣はせいぜい1つか2つ程度のものです。
なので、1つ2つの新しい取り組みだけを開始して、
それらが身に付いたらまた新しい取り組みを1つ2つ始める…
というように徐々に進んで行く方が、長い目で見ると遥かに成功率は高まります。
机上の論理ではどんな事でも最高の効率・効果のプランを構築出来ますが、
実際には「それを自分が実践する」という事を織り込んだ上で計画を立てる事が大切です。
また、このように徐々に進む行動プランを提案すると、
「それではどうしても時間がかかりすぎる」と心配する人もいますが、
実はこういう心配はあまりする必要がありません。
なぜかというと、自分が現実的に出来る範囲で徐々に進めて行く事で、
「新しい取り組みを習慣化する事自体が上達していく」からです。
そうすると、より確実に色んな取り組みを自分のものに落とし込めるようになったり、
落とし込むための必要な時間が短くなったりしていきます。
そうやって、どんどん確実性もスピードもアップして行くので、
徐々にやっていくとは言っても、実際に流行ればやるほどドンドン加速してきます。
2〜3ヶ月も地道にやっていけば、最初とは比べ物にならないスピードで
どんどん前進して行ける自分自身に変身する事が出来ます。
コツは、ストイックになりすぎず、だけれども怠けず、です。
この感覚で進んで行くと何事においても成功率はグっと高まります。