前回の記事で書いた3つの下準備が終わったら実際にコピーを書くわけですが、ここで売ろうとしている商品やサービスについてもう一歩踏み込んで考える事で、さらに簡単に効果的なレターを書く事ができるようになります。
具体的には、売ろうとしているものに対して5つの問いを設定し、自分でそれに回答していきます。
その回答をベースにすると、簡単に効果的なレターを書き上げる事ができるようになります。
1:問題は何か?
間接的であれ直接的であれ、ほとんどの商売で売られているのは「問題の解決方法」です。ここでいう問題とはコピーライティング用語で言うところの3P「Pain(悩み),Problem(問題),Predicament(苦境)」です。
見込み客はどんな事を苦痛に感じたり、問題だと思っているでしょうか?場合によっては、見込み客は問題がある事にすら気づいていないかもしれません。また、読者が問題を認識したら、あなたがその問題に関するエキスパートである事を知ってもらう必要があります。
何にせよ、まずはターゲットとなる層の人々の抱える問題は何か?を書き出していくようにしましょう。
2:なぜその問題は解決されていないのか?
これまでに、同様の問題を解決しようとした商品やサービスは無数にあったはずです。そういったものについて調べる事も非常に効果的です。
過去にうまくいった方法、逆にうまくいかなかった方法。過去のそういった情報を見ていくうちに、今現在の見込み客はどんな事を期待しているのか?という事が見えてきます。
なぜ今現在でもその問題に苦しんでいる人がいるのか?なぜ解決されていないのか?そいういう事を書き出していく事で、レターはさらにパワーを持ちます。
3:何が実現するか?
読者の抱えている問題が実際になくなったら、その人の人生はどんな風に変わるか?どんな風に良くなるか?を考えます。
ここで重要なのは、「その問題が解決します」という変化だけでは不十分だという事です。
例えばダイエットなら、単に「痩せます」だけではダメで、「痩せる事によって着られる服が増えて周りからオシャレだと驚かれるようになった」とか、「痩せたら昔自分をフった男が告白してきた」など、その後の人生がどんなものになるのか?という事を表現するのです。
ここでより魅力的なその後の人生を提案できるほど、読者はあなたの商品やサービスに惹きつけられます。
4:なぜ、この商品を選ぶ必要があるか?
現代では「誰もやっていない事」というのは基本的にありません。どんなジャンルであったとしても、必ず似た商売をしているライバルはいます。
ですので、あなたの扱う商品が、他者とはどう違うのか?他を捨ててまで自分を選ぶ理由はなんなのか?という事を考える必要があります。
ですので、あなたの扱う商品やサービスは他者と比べて何がどう違うのか?という事を書き出していきましょう。
5:これからどうすべきか?
これは、見込み客にとっての話です。要するに、あなたのレターを読んだあと、その読者にどのようなアクションを取ってほしいか?という事です。
決済をおこなってほしいのか、電話をしてほしいのか、ファックスを送ってほしいのか?などなど、あなたが最終的に最もしてもらいたい事を明確にしておきます。
これで骨組みは完成!
以上、5つの問いに対する答えを、レターを書き始める前に準備しておきましょう。これらの答えを用意した時点で、売れるレターの骨組みはある程度できていると言っても過言ではありません。
あとは、さらに良いものにするためにレターを装飾していく作業になってくるので、簡単にレターを仕上げていく事ができるようになります。
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