マニャーナの法則には、自主的な仕事にはファーストタスクの考え方を当てはめるという考えがあります。ファーストタスクとは、今最も進めたい仕事のことで、なおかつこれを毎日一番最初にやろうという考えのことです。
やるべき事を、確実にやるためのルール
本当にやりたいと思っていることややるべきだと思っていることというのは、不思議と先送りになってしまいがちなものです。これはメールや書類の処理、誰かからの頼まれごとなど毎日急かされるタスクが多数存在しているためです。そのため、重要ではあるが緊急ではないようなタスクはついつい後回しになってしまうのです。
ですので、強制的に毎日行うようにします。
これは、しっかり時間を取ることができれば理想ですが、物理的に厳しいなら少しだけでもOKです。ここではまずは「少しずつでも頻繁に行う」ということが大事ですし、ほんの少しでも取り組めば実際に前に進みます。前に進みさえすればいつかはやり遂げる事ができるわけですから、まずは取り組むということ自体が大切なのです。
とにかく短時間だろうが不恰好だろうが「やる」ということにフォーカスするようにしましょう。
短時間でも問題なし
ただし、中には休みの日も必要でしょうし、休暇だってあるかと思います。そういう日はお休みをしても問題ありません。
ただし、できない日は前もって決めておくようにしましょう。その日の気分でやる・やらないを決めるようになるとグダグダになってしまいますからね。ただし、気分が乗らないから今日は5分だけ、というのはOKです。ここでは、とにかく「やる」ことが重要ですから。
重要なのは、やるタイミング
そしてもう1つ重要なのは、それを毎日強制的に行うということに加えて「1日の最初にやる」というルールを設けることです。なぜなら、ファーストタスクとなるタスクは、たいていの場合本人にとって新しいことだったりチャレンジだったりします。
ですので、明確なルールを決めていないとついつい毎日やり慣れたタスクに逃げてしまい、「今日は忙しかったから明日からやろう」という風に思ってしまいます。そして、いつしか毎日がその繰り返しになってしまっていつまでもファーストタスクが手がけられることはない…というような事態になってしまいます。
ですので、ファーストタスクは極力その日の一番最初に取り組むタスクとして扱うようにしましょう。これだけで、自分にとって本当に重要なことを確実に前に進めていくことができるようになります。