ビジネスに取り組んでいると、
その取り組んでいた方向性や内容では
成功する事が難しいと判明する事があります。
やり始める時はイケると思っていても、
やっていくうちに最初は気付けなかった欠点が出たり、
想定していなかった事が起こってしまったりして、
そのビジネスで成功するのは困難だと分かる…というようなケースです。
それでは、そのような状況になったらどうすればいいのか?という話になるのですが、
正解は『速やかにそのビジネスをたたんで、新しいビジネスをスタートする』です。
もちろん、出来る事は全てやるべきです。
中途半端で投げ出してしまうのはよくありません。
まだ取っていない戦略が効果があるかもしれないですしね。
しかし、一通りやり尽くしてもダメだった場合は、
大きく路線変更するなり、新しいビジネスを始めるなりして
今やっている事は諦める必要があります。
ですが、実際にはこれが出来ない人も中にはいます。
そういう人はうまくいっておらず、今後うまく行く見込みが無くても
「もうちょっと頑張っていれば、そのうち上手くいくかもしれない…」
と思っていて、なかなかそのビジネスを離れる事が出来ません。
事実を分析する事が大切なビジネスにおいて、
自分の願望を優先してしまっているような状態です。
こうなってしまうと、もはやそれはビジネスではなく、
天に当たりを祈るギャンブルでしかなくなってしまいます。
ビジネスというのは自分の頭も労力も注ぐ訳ですから、
それが上手くいかなかった時に失敗と認めたり
それを諦めるというのは精神的に大きな抵抗があるものです。
しかし、その抵抗に負けてしまっていては
そのままずるずると失敗し続ける事になってしまいますし、
新しい成功の可能性にチャレンジする時間をも失ってしまいます。
自分のビジネスを大事に思う事は良い事ですし必要な事ですが、
固執するレベルにまでいってしまうと弊害も多くなってくるので注意が必要です。