>>辻の詳しいプロフィール
あなたにはメンターがいますか?
メンターとは平たく言うと信頼できる助言者のことです。
メンターはビジネスに関することだけではなく、ボディメイクを指導してもらうものもあればコミュニケーションについて学ぶなんて場合もあります。もっといえば生き様そのもののメンターだって存在します。
どんな目標であれその分野に精通した人からアドバイスをもらう事は大切ですし、それをしてもらえる存在がメンターというわけですね。
こうした理由からメンターの存在はとても重要なわけですが、そんなメンターとの付き合い方にもポイントがあります。
どんなに良い人にメンターになってもらったとしてもそのポイントが欠けていると良いアドバイスが受けにくくなり、良い結果も出にくくなってしまいます。
では、そのポイントとは一体どう言うものなのか?
これに関して詳しく話している記事はあまり見かけませんが、とても重要なことなので「今すでにメンターから何かを学んでいる」「メンターをつけて良い環境の中で頑張っていきたい」と言う方はぜひじっくり読んでいただければと思います。
メンターには自己開示をしよう
結論から言うと、これです。
メンターにはきちんと自分のことを知ってもらうよう、きちんと自己開示をしましょう。
と言うのも、メンターも人間です。エスパーではないのであなたが言ってない事はメンターもわかりようがありませんし、わからないとアドバイスの精度も下がってしまうので、この事は強く意識しておくと良いです。
では具体的に”メンターに自己開示ができていない”とはどう言うものなのか?ここでは代表的な例を2つピックアップしようと思います。
1:「これ言うの恥ずかしい」と言うケース
自己開示ができないケースとしておそらく最も多いのがこのパターンです。
「これ言うのはかっこ悪いな」とか「自分からこれ言うのは恥ずかしいな」と言う感情が働いて言っておいた方がいいことを言えないままになってしまうと言う流れですね。
それでも傾聴スキルの高いメンターはあなたの言葉以外の部分からも色んなことを読み取ろうとはしてくれますが、やっぱり限度がありますよね。それよりも自分からメンターに対して自己開示をした方が確実です。
メンターはこれまでに得た知識・スキル・知見と、あなたの現状を照らし合わせた上でアドバイスをしてくれるのが通常です。なので、メンターもあなたの現状が正しく分からないとアドバイスの内容に歪みが生じます。当然そうなるとあなたも結果を出しづらくなります。
こうなるとメンターも力不足を感じるしあなたは現状が変わらないし、双方にとって良いことがありません。だからこそ、メンターには自分の状況や情報をきちんと伝えることが大切になります。
2:「ちょっと話を盛る」と言うケース
自己開示をしないケースのもう1つの例として、メンターに伝える情報をちょっとだけ盛っちゃう…と言うものがあります。
例えば思うほどうまく行ってないのに「順調です」と言ってしまったり、本当は予定より行動できていないのに「今ここまで進んでいます」と言ってしまう…と言うパターンです。
メンターはそうして言ってもらった事を元にアドバイスをするので、現実と言ってるコトの間にズレがあると当然アドバイスにもズレが生じます。
そしてさらに深刻なパターンとして、これを繰り返すうちにメンターと連絡を取るのがなんか気まずくなってしまって徐々に疎遠に…なんて事もあります。
こうならないためにも、メンターには正直な自己開示をすることをお勧めします。
自己開示を躊躇してしまう場合の考え方
とはいえ、自己開示をすることに抵抗を感じる人も一定数いると思います。むしろ、それが当然です。
なぜなら自己開示とは深い部分になればなるほど自分にとって忘れたい過去だったりさらけ出すのが恥ずかしかったり、自分の弱点とも言える部分を伝えなければいけなかったりするからです。
だから伝える相手が信頼しているメンターだとしても、思わず躊躇してしまう気持ちはわかります。
中には、信頼しているメンターだからこそ「こんなこと言うと嫌われないかな」「ネガティブなイメージが植え付けられてしまわないかな」みたいに不安に思うケースもあると思います。
しかし、真っ当なメンターであればあなたの自己開示を聞いてネガティブなイメージを示すことは通常ありません。
なぜなら自己開示をしてくれると言うことは自分を信頼してくれていることの証明だとメンターは理解しているし、なおかつ自己開示してくれるほどより精度の高いアドバイスができることも分かっているからです。
また、優れたメンターほどあなたが自己開示するためにどれほど勇気を出したのかを汲み取ってくれますし、その内容を外部に決して漏らすことなく2人だけの秘密にしてくれます。
僕も昔はメンターに自己開示できなかった
そんな感じでメンターへの自己開示の重要性について書いている僕ですが、以前は僕もこれがなかなか出来ずにいました。
理屈では正しいってわかっていても自分の弱い部分をさらけ出すってなかなか勇気のいることですからね。
僕が情報発信ビジネスについてメンターから学んでいる時、あまり表には出したくないなと思っているエピソードがありました。(今は普通に公開している情報なのですが笑)
でも、そのエピソードを伏せた状態で書いたプロフィールになんか違和感があったんですよね。
そしてこのエピソードを表に出すかこのまま伏せるかで2〜3日ぐるぐる悩んだ後に「メンターなら自分とはまた違った角度からアドバイスをくれるんじゃないか?」と考え、思い切ってメンターに今まで伏せていたエピソードについて打ち明けました。
そうすると「辻さんなんでそれ今まで黙ってたんですか!」と言われた後に、「それだったらそのエピソードをこんな感じでプロフィールに組み込んでいきましょう!」と言う前向きなアドバイスをもらうことができました。
そうして今の僕のプロフィールがあるのですが、それを読んだ人からは「すごく共感しました!」「辻さんの生き方に勇気づけられました!」なんてメッセージをたくさんいただけるようになりました。
メンターへの自己開示がなければ僕のプロフィールは今の形になっていないので、やはりメンターと必要な情報を共有するのは大事だなとその時に強く感じましたね。
メンター側も意識と心構えが大事
ちなみに今回はこの記事を読んでくれているあなたが“メンターに教わる側“と言う前提で話を書いていますが、メンター側もクライアントが自己開示しやすいような姿勢でいる事を意識することが大切です。
また、もしあなたが将来的に誰かのメンターとしての立場になる場合は、相手が自己開示しやすいスタンスを作れているか?と言うことも考えていくと良いでしょう。
その方がクライアントは自己開示をしてくれますし、自己開示をしてくれればあなたは相手に対してより良いアドバイスを提案することができます。
そしてそれはクライアントが良い成果を出すことへつながっていきますからね!
結局はコミュニケーション
今回の話は突き詰めるとコミュニケーションの話になります。
教えてもらう側はメンターのことを信じて自己開示をすることが大切ですし、それと同時にメンターも自己開示してもらえるような配慮や振る舞いが大事になってきます。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは“メンターに教わる側“だと思いますので、信頼できるメンターを見つけたならきちんと自己開示をするよう意識しましょう。その方が、メンターもより的確なアドバイスができるし、あなたにとっても良いことがたくさんありますよ!
そしていつかあなたが何かを教える側に回るときは、クライアントが自己開示しやすいようなコミュニケーションを心がけてくださいね。
それでは、また。