メルマガを発行している人にとって、無料レポートスタンドの活用は外せない要素の1つとなっています。しかし、中には「無料レポートスタンドで集められる読者は薄いから役に立たない」という人もいます。これは果たして真実なのでしょうか?
結論から言うと、『昔と同じやり方をしているなら、その通り』と言うことになります。
しかし、今の時流に合わせた方法を使えば無料レポートスタンドを活用して濃い読者を集めることができます。つまり、今と昔では無料レポートスタンドを活用する上でのノウハウに変化ができてきていると言うわけです。
では具体的にはどんな変化が生まれたのか?それは読者リストの概念についてです。
昔はメルマガ読者はみんな同じメルマガ読者というひとくくりな考え方だったのですが、今はメルマガ読者の中には「ダウンロード属性」と「オプトイン属性」という2つのタイプがあって、それぞれを分けて考えるというのが重要だとされています。
この考え方をもとにして無料レポートスタンドを活用することが、これからは重要になってきますね。
では、これらの違いや、実際にそれをどうメルマガ運用に活かしていけばいいのか?ということについて解説をしていきます。
ダウンロードリストとオプトインリストの違い
ダウンロードリストとオプトインリストという概念は、ここ数年で新しく出てきた比較的新しい考え方です。
しかしその効果は非常に高く、今後メルマガで長く稼ぎ続けて行くのであれば必ず意識してやっていかなければいけないポイントになります。
では、両者の違いとは一体どういうものなのか?というところから見ていきましょう。
ダウンロードリストとは?
ダウンロードリストとは、無料のレポートや教材が欲しくてメールアドレスを登録している属性の人のことを言います。
よくあるパターンとして「レポートを無料でプレゼントします。請求した人はメルマガに登録されます。」というオファーです。この場合、読者さんからするとレポートが欲しいだけであり、メルマガはあくまでもオマケだという認識になる傾向が強いです。
こう言う属性の場合、せっかく無料でプレゼントを提供してもメルマガが読んでもらえないと言う状態になります。なのでダウンロードリストを集めたメルマガは一般的には「薄い読者」と言われるタイプになります。
オプトインリストとは?
それに対してオプトインリストは、あなたからの継続的な情報が欲しくて登録している属性の人のことを言います。
こちらの場合はレポート目当てというよりは「あなたの情報をもっと見たい」「あなたと繋がりたい」「あなたの提供している場に参加したい」というニュアンスが強いため、メルマガを読んでくれやすくなります。
また、オプトインリストを集めたメルマガは一般的には「濃い読者」と言われるタイプになります。
どちらの場合も、提供しているものはほぼ同じ?
上記の違いを見ると、ダウンロードリストよりもオプトインリストを増やして行く方が良いと言うのはイメージできますよね。
ではどのようにすればオプトインリストを取得できるのか?という話なのですが、すでに自分のブログやSNSで無料レポートを提供してリストを増やす仕組みを持っている場合、少しの工夫をするだけでそれをオプトインリストを集める仕組みに作り変えることができます。
具体的には、魅せ方を変えるのです。
これまでは「レポートを無料でプレゼントします。請求した人はメルマガに登録されます。」だったものを、「@@する方法を10日間のメール講座で解説していきます。講座内ではテキストの配布・私の直接サポートも行います。」という風に魅せ方を作り変えるのです。
こうする事で単にプレゼントをポンと渡すだけという魅せ方から、あなたが作った講座・コミュニティ・場に参加するという魅せ方に変えて行くことができます。
「参加する」というのは継続的にそこからの情報を得るとか、自分が何かをするとかいうニュアンスがありますから、メルマガも必然的に読まれやすくなります。
ここで面白いのは、ダウンロードリストの場合もオプトインリストの場合も提供している内容そのものはほとんど同じだということです。見せ方を変えるだけで集まってくる属性が大きく変わるのはとても大事なポイントですね。
ダウンロードリストでしか読者を増やせない場所
あなたのブログやSNSなどでは、こんな風にオプトインリストを増やす仕組みを組み込んで行けばOKです。
しかし、1つ例外的にダウンロードリストでしか読者を増やせない場所というものがあります。それが「無料レポートスタンド」です。無料レポートスタンドとは無料レポートの図書館みたいなサービスのことで、そのサイトにいろんな人の無料レポートが掲載されています。
有名どころでは「メルぞう」「Xam」がありますね。(というかそれ以外のレポートスタンドはほとんど消えてしまいました)ここに申請して自分のレポートを掲載してもらえれば、そこからも読者を集めることができます。
メルぞうやXam自体のアクセスが非常に多いため、まだ自分のメディアが小さい初期の段階においてはとても助けになるわけですね。(実際には自分のメディアが育ってからも使い続けてる人が多いです。それくらい強力なんですね。)
しかし、これらの無料レポートスタンドには1つ大きなデメリットがあります。それが、先ほど紹介したようなオプトインリスト方式の読者集めができないという点です。
無料レポートスタンドは「無料レポートの図書館」です。
そのため、そこに集まるユーザーもあなた自身に興味があると言うよりは、タダでノウハウを知りたいと言う層が多く集まります。ですので、上で紹介したようないわゆるダウンロードリスト的な読者の集め方になります。
「だから無料レポートスタンドはもう使えない」は大間違い
こういった事情があるため、「無料レポートスタンドはもう使えない」という人がいます。
ダウンロードリスト属性の人を集めることになるため、読者を集めてもどうせ読まれないと言うのがその理由です。確かに上の説明を読むとそう思ってしまうかもしれませんが、実はこれは大きな間違いです。
それは単純に正しいやり方を知らないだけなんですね。今現在も無料レポートスタンドを活用して今稼いでいる人はいますし、そう言う人たちはほぼ間違いなく新しい戦略を活用しています。
それが何かというと、「ダウンロードリストからオプトインリストを抽出する」という戦略です。
ダウンロードリストからオプトインリストを抽出する
無料レポートスタンドを活用する場合は、ダウンロードリストを集めて、そこからさらにオプトインリスト属性の読者さんを抽出すると言う2ステップをとります。
これをすれば薄いたくさんの読者の中から、濃い少数の読者を絞り込むことができます。
ではこれを実現するためにはどうすればいいのか?という話なのですが、やることとしては非常に単純で、「レポート内でメルマガへの自主登録を促す」という事になります。
こうする事で、レポートさえ手に入れれば満足な属性の人はそこで止まり、さらにあなたの情報を受け取りたいという活発な人は自主登録をしてくれます。そして、この自主登録をしてくれた人をオプトインリストとして扱うわけですね。
この時、自主登録を促す際に追加のプレゼントがあることや、何かしらの講座があることなどを一緒に書ければ誘導率が高くなるのでさらに良いですね。
これらのリストは配信スタンドも別々にする
実際にダウンロードリストとオプトインリストを分けてメルマガを運用していく上での注意点として、これらはそれぞれ別々のメルマガ配信スタンドを使う、というものがあります。
つまり、配信スタンドを2つ用意するということですね。なぜこんな事をするのかというと、オプトインリストの人により確実にメールを届けるためです。
どういうことかと言うと、ダウンロードリストの人はそもそもプレゼントが目的なので、メルマガに登録したと言う意識が薄いです。そもそも登録した意識すらない人というのも多いです。
そしてそう言う人にメルマガを送るとどうなるかと言うと、メルマガを解除されたり、迷惑メールボタンを押されたり…ネガティブなアクションを取られやすいんですね。
そして、ネガティブな行動を取られれば取られるほどそのメルマガの評価は下がり、届きにくいメルマガが出来上がってしまいます。こうなると、本来読みたいと自発的に思ってくれているオプトインリストにもメールが届きにくくなってしまうんですね。
これを解決するための方法が、ダウンロードリストとオプトインリストで配信サーバー自体を分ける(配信スタンドを2つ用意する)というわけですね。
本当に必要な人にメールを届ける
メールという媒体は昔と比べると届きにくくなっています。正確にいうと、必要としていない人にメールを送っていると、必要としている人にも届きにくくなってしまうという環境になっています。
そのため、昔みたいにとにかく読者を集めて大量配信!なんて事をやっていると必要としていない人にもメールを届けることになってしまい、それが回り回って必要としてる人にもメールが届かない状況に陥ってしまいます。
なので、今後のメルマガは「あなたからのメールを必要としている人に厳選して送る」というスタンスがとても大切になってきます。(実際すでにこうなっています)
無料レポートスタンドはあくまでもe-bookをダウンロードできるサイトですから、「あなたのレポートをダウンロードした=あなたのメルマガに興味がある」という図式が成り立たない場合も多々あります。レポートだけが目的と言う人もいるんですね。
なので、無料レポートをダウンロードしてくれた人に、さらにオファーを投げかけて自主的にメルマガに登録してもらって、メインのメルマガはその人たちだけに送るというのが大きなポイントになるわけです。
このように、今後のメルマガは読者の属性に応じてメルマガを使い分けるというのが必須の戦略になってきます。もちろん最初のうちは1つのメルマガだけでやっていってもいいのですが、ある程度成果が出てきてそれ以上を目指したいというレベルになってきたら、ぜひこの考え方を取り入れてメルマガを運用していくようにしてください。
1つレベルが上がることを実感できるはずですよ!