いろんなノウハウについて学ぼうと思うと、本やPDF、いろんなブログなど、文字でのインプットを行うケースが多いと思います。
しかし、学ぶべきことは膨大です。そのため、最初から最後まで一文字ずつ丁寧に読んでいくと言うスタイルですといくら時間があっても足りません。ですので重要なポイントや、今自分にとって特に必要だと思う箇所だけをザーっと見ていくスタイルが重要です。
また、一冊本を買ったからと言ってそれを最初のページから最後のページまですべて読む必要はありません。
必要な部分だけ読んでもいいし、「あ、やっぱこれ失敗だったな」と思ったら読まなくても構いません。
もちろん、これをすることによって必要だったかもしれない情報を読み落としてしまうリスクは発生するのですが、そのリスクと実際の効率を天秤にかけると、このスタイルの方が優れているケースがほとんどなのです。
ではこう言うスタイルでインプットをする場合、具体的にはどんな風に本を読み進めていけばいいのか?それを実現するための3つのポイントについて解説していきたいと思います。
超効率的に文章でインプットする方法
ここでは一般的な本を例にご紹介します。
まずは目次をチェック
まずは目次をざっと見て全体把握をしましょう。一冊の本の中身が全て今のあなたにとってドンピシャな内容というわけではありません。
その本に書かれていることの中には、既に知っていて実行済みのことがあるかもしれないし、今の自分には適用できないこと(例えば自分が許容できる以上の資金が必要な方法など)なども含まれているかもしれません。
なのでまずは目次に目を通して、その中から今の自分に必要そうだなと思うものをピックアップしていきます。
ピックアップしたポイントを中心に読む
先ほどピックアップした項目を順番に読んでいくのですが、ここでも1字ずつじっくり丁寧に読むのではなく、素早くザーッと情報を拾っていくイメージで読んで行きます。
その中で今すぐ自分に必要そうな部分だけを集中的に読みます。
そして、その中に前後の話が必要なものや興味を引くものあれば、それに対応した部分も読みます。
イメージとしては、順番に読んでいくというよりは、全体をザーッと見てきになるポイントがあればそこを中心に読む範囲を広げていくという感じです。
情報をギュっと凝縮する
大事なことや必要だと思ったことはメモを取って、自分にとって重要な部分だけが凝縮されたノートを作ります。
あなたさえ良ければ、ページごとちぎってスクラップブックみたいなものを作ってしまっても構いません。
スキャナを持っている人はスキャンして取り込んで電子化してしまうのもいいかもしれませんね。
こうした、自分にとって情報が凝縮された資料なりノートを作ることで、あとで必要な情報に素早くアクセスすることができるようになります。
その他の補足情報
このプロセスの途中で、「やっぱり今の自分にはこの本は役に立たないかも」と思ったら読むのをやめてしまってもいいです。インプットにおいて一番重要なのは、その情報を知ってから活用するまでの期間が短いかどうかです。即戦力で使えるのがベストです。
なので、実際に学んだ内容を活用するまでにまだ時間が空きそうだなと思うなら、すぐに使える情報のインプットに置き換えた方が得策です。
あとは、一度読んだ本はまたしばらくしたら軽くチェックしてみるのも良いです。以前読んだ時とは違う発見があったりします。
0から始める場合の注意点
今回はスピーディーにインプットを進めていく方法について解説をしてきましたが、自分がやろうと思っている分野についてまずはざっくり全体の概要を学ぼうとするのもとても大切なことです。
全体の概要を学んでも、その中にはすぐにやらないような内容も含まれている場合があるため、今回の方法から逸れたインプットになってしまうかもしれません。
しかし、全体を知っているからこそ、要所要所で何をさらに深掘りして学ぶべきかを判断しやすいというメリットもあります。
ですので、現時点で自分がこれからやりたいことについて全く何の知識もないという場合は、まずは全体の概要を学んでみることをお勧めします。
逆に、全体についてはざっくりとは知っている、という場合は今回のようなインプット法をどんどんやっていくようにしましょう。