「書き手は読み手」。
ネットビジネスをする人はこの事を肝に銘じておく必要があります。
なぜかというと、ネットビジネスではなんらかの形でコンテンツを発信することが必須であり、
コンテンツを発信するためにはそのコンテンツについての知識を持っている必要があるためです。
そのため、良いコンテンツを発信していくためにはその分インプット(勉強)も多く行っていく必要があります。
ですので、実はコンテンツを作るための最初のキーポイントとなるのは
「いかに素早く効率的に学習するか?」という部分になってくるのです。
では、そのためにはどうすればいいでしょう?
まずはじめに意識しておくべきは目的意識を持って読むという事です。
具体的には何かの本を読み始める時に、その本を読んだ結果として「何が新たにできるようになるか?」
ということを意識して読書を始めるということです。
もし読書を終えて、(多少の練習が必要なこともありますが)それができるようにならなければ
その読書は良い読書ではなかった、失敗だった、ということになります。
また、この考え方をさらに掘り下げると読む本の優先順位にも影響が出てきます。
つまり、「今自分が優先的に解決しなければならない問題」の解決法について書かれた本をまず読むということです。
もっと掘り下げて言うなら、その本の中でその解決策やアイデアについて書いてある部分を集中的に読んで、
それ以外の部分はザっと流す程度で読んでしまって構いません。
読むことを目的とするのではなく、必要な情報を得ることを目的として読書をする。
このような考え方に切り替えて読書をすることでその効果を最大にまで高めていくことが可能です。
また、今現在差し迫った問題がない場合は、本の目次を最初にザッと見るというのも良い方法です。
目次というのは乱暴な言い方をするとその本の概要みたいなものです。
その中から気になる項目をチェックすることで最初からじっくり読み進めるよりも
素早く的確に自分にとって必要性の高い情報を得ることができるようになります。
また、良い本だったなと思うものはしばらく期間をあけてからもう一度読むようにしましょう。
逆に、1からじっくり読み進めても、1度読んだだけの内容を長期間覚えておくことは不可能です。
一ヶ月もすれば、大半の内容は抜け落ちてしまっているでしょう。
ですので、本はじっくり一度読むよりも、ざっくりと何度も読むほうが遥かに効果的です。
また、期間を空けることで同じ部分を読んでも気づきが変わったりしますし、
自分の解決すべき問題が変わっているので別の部分をじっくり読むことになったり…
というように同じ本でもその接し方は読む時期によって大きく変わることが多いものです。
逆に2度3度と目を通してもそのようなことにならない本は
もうあなたにとって役に立たないということなのでそういうものは捨ててしまっても構いません。
さらに、本は綺麗に使う必要はありません。
読んでいて思いついたアイデアや気づきがあればバンバン書き込むべきですし、
気になるページがあればどんどん折り目をつけていくべきです。
本は本そのものに価値があるのではなく、そこに書かれている情報に価値があり、
もっと厳密に言えばその情報からどれだけの効果を自分が引き出すことができるか?という部分に真の価値があります。
引き出す部分が重要だからこそ、同じ本を読んでも全然結果の出ない人と、結果の出る人がいるわけですね。
本にどんな情報が書かれているか?は著者の責任ですが、そこから何を引き出すか?は実は読み手側の責任です。
ですので、その責任を果たして最高の結果を得るためにも、本は綺麗に使おうだなんて意識をせず、
どんどんボロボロにするくらいの勢いで使い倒していくようにしましょう。
これらの方法を使っていくことで、非常に素早くインプットを進めていくことができます。
もちろん、読書はじっくりと読む楽しみもありますし、
じっくり読むことで「自分が気付いてすらいなかった問題が明確化される」と言ったようなこともあります。
しかし、今現在インプットの量自体が少ないと思う場合はじっくり読書はひとまず後回しにして
今回のようにスピードと効果を重視した読書を進めていくことをお勧めします。
ぜひ、試してみてくださいね。
それでは、また。